日本舞踊やタップダンス華やかに
糸島市など6市の文化団体が日頃の芸術文化活動を披露する「芸術の祭典in糸島」が19~20日、糸島市の伊都文化会館で開かれた。
イベントは、糸島市や太宰府市、春日市など6市の文化協会・連盟が共同で毎年開催。今年は27回目で、7年ぶりに糸島市が会場となった。
20日にあった「芸能祭」は、和太鼓集団「糸島二丈絆太鼓」による力強い初っ切り太鼓で開幕。ステージには日本舞踊や筑前琵琶、タップダンスなど13団体が登場した。このうち、糸島市からは三味線と民謡の「紫会」が、芥屋音頭とわらじ酒を披露した。
フィナーレは糸島市文化協会の会員団体による合同ステージ。「伊都国から糸島、そして未来へ」をテーマに日本舞踊、バレエ、和太鼓、歌がストーリー仕立てで融合し、華やかに終幕を飾った。会場が拍手に包まれる中、合同演目の指導にあたった花柳彰美豊さんは「暑い時期から各団体が集まって稽古を重ねた成果を届けられた」と笑顔を見せた。
祭典の実行委員長を務めた糸島市文化協会の田中茂雄会長は「最後は出演者と会場が一つとなり、一体感ある素晴らしいステージとなった」と語った。
(地域特派員・平田紀子)