糸島でバイリンガルな生活
—引津小の尾曲さん—
糸島市志摩の引津小学校に通う５年生、尾曲朝さんが、このたび英語検定準一級に合格した。大学中級程度で「実際に使える英語力」の証明として高く評価されるレベルだ。
父純一郎さんは海外在住経験を持ち、朝さんが生まれた時から英語で話しかけてきた。一方、母令さんは日本語担当。自然と二つの言語が飛び交う家庭環境で、英語力を磨いてきた。週１回は福岡市のインターナショナルコミュニティスクールで帰国子女たちと英語を学ぶ時間も。
そんな朝さんに、自宅のある芥屋の好きなところを尋ねると、「beach（ビーチ）です」となめらかな発音が返ってきた。「自宅から徒歩で行ける海が好き。今年はクラゲに４回刺されたけどね」とたくましい糸島っ子だ。４歳下の妹啓さんとのけんかも「なんとなく、自然に」英語だとか。
大好きなスターウォーズの場面をレゴで再現し、自分のユーチューブチャンネルで英語で解説するのが最近のお気に入り。もちろん、友だちとサッカーや鬼ごっこをするのも大好きだ。
今年10月には家族でイギリス旅行へ。令さんは「朝が通訳してくれるので助かった」と苦笑い。将来は通訳の仕事に興味がある。糸島育ちの少年が世界へ飛び出す日はそう遠くないかもしれない。
（糸島新聞ホームページに地域密着情報満載）
