2月2日、講演会
九州を代表する絵馬師、吉村百耕(ひゃっこう)(1878~1958)に多角的な視点で迫る講演会「蘇(よみがえ)る博多最後の絵馬師 百耕」(百耕レミニッセンス・プラン主催)が2月2日午後1時半から、福岡市中央区大濠公園の市美術館で開かれる=写真はチラシ。

百耕は現在の博多区冷泉町生まれで、南画家の上田鉄耕に絵を学んでから絵馬師となった。県内には、神話や合戦、風景などをテーマにした約180面の百耕の大絵馬があり、糸島市でも櫻井神社など13の神社に21面が残っている。
講演会は、孫の吉村精高さんが生カメラで実物の絵馬2面をクローズアップして精巧な細部を解説。作家・映画評論家の矢野寛治(中洲次郎)さんが「西洋と東洋の祈りの絵画」と題して話す。神楽「多玖佐」の実演もある。
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