【糸島市】きらびやかな山車 元気に地域を巡る

今津十一日まつり

 福岡市西区今津で12日、きらびやかな山車やみこしが地域を巡る「今津十一日まつり」が行われた。きらびやかな山車をひく子どもたちが年始回りとして家々を訪ねていき、町に「祝うた、祝うた」と、元気のいい声が響き渡った。

 今年の山車は本町と岡区町内の2台で、蒙古襲来750年を題材にし、それぞれに鎌倉武士の勇壮な姿をした人形などが飾り付けられた=写真。山車は、登志神社でおはらいを受けた後、出発。子どもたちは山車ひきの歌を歌いながら、町中を練り歩き、家々に出向いてはお菓子をもらっていた。大人がかつぐみこしも威勢よく地域を駆け、出産など祝い事のある家を訪問し「祝いめでた」を斉唱した。

 まつり保存会の大田好一代表は「今津はかつて大陸との貿易港で、荷揚げされた貢ぎ物を山車に載せて披露した習わしがあったのが祭りの由来。地域の歴史を物語る祭りをいつまでも残していきたい」と話していた。

糸島新聞社ホームページに地域情報満載)

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