「けやきの杜」 50代から70代が参加
糸島市志摩の「けやきの杜」で4月20日、「糸島ファッションショー」が開催された。九州や関西、関東から集まった50代から70代の男女16人がモデルを務め、「ネオ・ジャポネクス(新しい日本らしさ)」をテーマに、個性豊かな衣装をまとってランウェイを歩いた。

ファッションをプロデュースしたのは、静岡県在住のスタイリスト、YOKO山﨑さん。モデル一人一人にヒアリングし、その人の個性や魅力を引き出す衣装をオリジナルでデザイン。打ち掛けや法被(はっぴ)など和の要素を取り入れた服に、ウォーキングやポーズ、メイク、BGMを合わせ、それぞれのストーリーを表現した。


佐賀県の林口みさをさん(51)は、ピンクのスパンコールをあしらった大胆なワンピース姿で登場。約2分間のウォーキングを堂々と披露した。林口さんは「普段の自分は、ここまでインパクトのある服は着られない。この機会にぜひ挑戦したかった」と語り、「唯一無二の存在である自分を率直に出してもいいんだと自信になった」と目を潤ませた。
ショーを終えた山﨑さんは「どのモデルも自分らしく輝いていた」と称賛し、「ファッションは、人の気持ちを高める力があると再認識した。歩く人、見る人、すべてが幸せになれるようなファッションショーを、全国で展開していきたい」と意気込みを語った。
ショーの後には「野菜の声を聴く」料理家、深澤早苗さんによるランチが振る舞われた。提供されたのは、糸島産の野菜を使った色とりどりの「野菜寿司」。ヘルシーで美しい料理がイベントに彩りを添えた。

(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)