【糸島市】加布里天満宮で子ども相撲

春の祭典 出店やくじ引きも

 糸島市の加布里天満宮で20日、春の祭典が行われた。祭典後には恒例の奉納子ども相撲大会が催され、新緑に包まれた境内の本格的な土俵で、未就学児から小学生までの子どもたちが元気いっぱいの取り組みを繰り広げた。

4歳児同士の取り組み。なかなか勝負がつかず両者歯を食いしばって押し合った

 2歳から小学5年生までの23人が、年齢別に分かれて対戦。子ども力士たちは威勢よく土俵に塩をまき、行司のかけ声に合わせて真剣勝負を開始。観客からは「腰を落とせ」「押せ押せ」と熱のこもった声援が飛び交い、時には悔し涙を流す子どもたちの姿に、観客からは温かな拍手が送られた。

初参加の2歳児。塩の感触を楽しみながら塩をまいた

 続いて行われた勝ち抜き戦では、5年の山本善太君が、力強い取り組みで見事優勝。「勝ち逃げはいかんぞー!」との声に応えて、OBの高校生や大人も参戦し、土俵は笑いと歓声に包まれた。

 境内には、加布里行政区子ども会による出店も並んだ。焼き鳥やフランクフルト、駄菓子の販売にくじ引きと、子どもたちは売る側も買う側も笑顔いっぱいに楽しんだ。

 4年生の中村美琴さんは学年別の取り組みで1位に輝いた。「1年生から参加してきたが、初めて金を獲ってうれしかった」とはにかんだ笑顔を見せた。

糸島新聞社ホームページに地域情報満載)

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