【糸島市】高祖山で山開き 70人が満喫

 糸島市と福岡市の境にある高祖山(標高416メートル)で6日、山開きが行われた。時おり小雨がぱらつく天候だったが、参加者たちは足元に注意しながら初夏の登山を楽しんだ。

高祖山に登頂した参加者たち

 山開きは、ボランティアサークル「怡土の山にのぼろう会」(立石幸弘会長)が2017年から始め、今年で9回目。高祖山には、怡土城や高祖城の史跡が点在し、歴史を感じつつ登山を楽しめる。この日は、ふもとの髙祖神社で安全を祈願する神事を行った後、約70人の参加者が思い思いのペースで登った。

髙祖神社で行われた安全祈願の神事
急な勾配に息を切らせる参加者たち

 山頂に一番乗りしたのは、サッカークラブ「エリア伊都」に所属する小中学生12人。足取り軽やかに約30分で登り切り、明るい笑顔を見せた。糸島市高田から家族4人で参加した富永信弘さん(47)は、息を切らせながらも約1時間で登頂。「達成感がある。ゴールデンウイークの良い思い出になった」と充実した顔で話した。

 山頂では登頂記念の木札がプレゼントされ、同会のメンバーが甘酒を振舞った。また、同神社のご神木「オガタマノキ」でできた勾玉ストラップや、木製のフォトスタンドなどが当たる「お楽しみ抽選会」も行われた。

右が限定の登頂記念木札。左は通常山頂に置かれている

 同会事務局の内田隆志さん(76)は、「国の重要文化財に指定されている髙祖神社もあるこの地で、山の魅力をいっぱい感じてほしい」と話していた。

糸島新聞社ホームページに地域情報満載)

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