糸島の少年野球教室に90人
プロ野球・福岡ソフトバンクホークスのOBらが指導する「NPO法人ホークスジュニアアカデミー野球教室」が11日、糸島市志摩の桜野小グラウンドで開かれた。糸島少年野球連盟に所属する桜野ホープスと可也ジュニアロイヤルズ、引津少年野球クラブ、一貴山スカイヤーズ、怡土少年野球クラブ、玄洋少年野球クラブの6チームから小学4~6年生約90人が参加、元プロ選手による本格的なアドバイスに真剣な表情で耳を傾けた=写真。

この日コーチを務めたのは、同アカデミーのコーチで元ホークスの新垣渚さん、嘉弥真新也さん、若林隆信さんの3人。子どもたちは3班に分かれ、バッティングやピッチング、内野守備の基本を約20分ずつローテーションで学んだ。バッティングでは「大きく、力強くスイングしてみよう」と声が飛び、ピッチングではフォームのチェックなど具体的な指導が行われた。
内野守備では、足の運び方や送球時の体の使い方について、プロならではのコツを伝授。コーチ陣が手取り足取り教えると、子どもたちも引き締まった表情で懸命に白球を追っていた。
教室の終盤にはサバイバルノックも行われ、エラーをした選手がだんだん抜けていき、最後に残った3人にはコーチ3人のサイン入りユニフォーム、そして見事最後まで残った選手にはバッティンググローブがプレゼントされ、保護者や仲間たちから大きな拍手が沸き起こった。
桜野ホープスの宗志信キャプテン(6年)は「今日教わったことを試合にも生かしていきたい」と充実した笑顔を浮かべた。
また、低学年や園児向けの野球体験教室にも約40人が参加し、ボール遊びや簡単なキャッチボールで野球の楽しさを体感した。
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)