【糸島市】15歳 水崎里桜さんの挑戦

舞台、部活、勉強…全力疾走

 真っすぐに人を見つめ、言葉を選びながらハキハキと話す水崎里桜さん(15)。部活も勉強もタレント業も、すべてに全力で取り組む、糸島市の志摩中学校の3年生だ。そんな彼女が出演する演劇「陽project第15回公演 幕末ロッケンロール~狂演乱歌~」が14、15日、福岡市博多区のキャナルシティ劇場で上演される。

公演のチラシをもつ水崎さん

 現代からタイムスリップした少女が歴史上の英雄たちと出会い、ロックミュージックにのせて幕末の時代を駆け巡るストーリー。剣を使った殺陣(たて)や格闘シーンに加え、歌やダンスも織り交ぜたミュージカル活劇だ。出演するのは、小学6年生から大人までの約20人。水崎さんは、幕末の英雄の姉役や幼少期役。役者たちは舞台上にほぼ出ずっぱりのエネルギッシュな構成となっている。本番に向けた稽古が続く中、水崎さんは中体連の試合や中間テストもこなし、多忙な日々を送っている。

 幼い頃から活発で社交的な性格。小学1年のとき、知人に勧められて芸能事務所に登録したが、当時はまだ遊びが優先。中学1年のときに再び興味がわき、今回が3作目の出演となる。

 演じる役については「どんな性格で、何を思って生きていたのか」を入念に調べる。出演者同士で「観客に届けたいことをどう表現するか」を話し合い、一つの作品をつくりあげていく。

 今作の主演は、同じ中学3年生。多くの刺激を受けながら「共演者やお客さん、誰かに影響を与えられる人に私もなりたい」。思いを胸に、世代や所属の異なる仲間たちと力を合わせてつくりあげる舞台に、真っすぐ、全力で向き合っている。

陽project第15回公演 幕末ロッケンロール~狂演乱歌~
公演日時 6/14(土)12:00~/17:30~
     6/15(日)12:00~
※料金は席のランクにより異なる
詳細は公式サイトへ。

糸島新聞社ホームページに地域情報満載)

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

1917(大正6)年の創刊以来、郷土の皆様とともに歩み続ける地域に密着したニュースを発信しています。

目次