市内でイベント 史跡巡りも
糸島市内を自転車で巡るイベント「糸島のんびりサイクリング」が1日にあった。市生涯学習課が、健康づくりやスポーツを楽しむきっかけになればと開催。同市志摩の可也コミュニティセンターを出発点とし、可也山の周り約21キロを巡るコースに約20人が参加した。参加者は、可也山が泉川に映る景色、金色の小麦が揺れる畑、苗が植えられたばかりの田んぼを横目に、車の少ない小道を自転車で進んだ。

地域の歴史も身近に感じてもらおうと、日本サイクリングガイド協会認定ガイドで、糸島半島エコツーリズム協会代表理事の高田哲助さんがガイド役を務めた。船越の玄界基地跡地や綿積神社境内にある万葉歌碑など、数々の史跡を解説とともに巡った。道沿いでは、地域の人が「気を付けて」と手を振るなど、温かな交流の場面も見られた。


ゴール後は志摩歴史資料館の展示を見学し、可也コミュニティセンターで高杉龍元指導員とともに、クールダウンを兼ねたヨガで筋肉をゆっくりとほぐした。
参加者の安田孝人さん(46)は「初夏の草木の香りがして、風を感じながらサイクリングできた」と話し、息子の悠真さん(12)は「海辺の景色がよかった」と爽やかな笑顔を見せた。
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)