自然環境の保全に功績
糸島市などの登山愛好家らでつくるボランティア団体「伊都遊歩道クラブ」(古川完一会長、25人)が、自然環境の保全に功績があった個人や団体を表彰する本年度「みどりの日」自然環境功労者環境大臣表彰を受賞した。
同クラブは、2008年に発足。井原山や雷山、可也山など市内11の山々に設置した木製の道標約150本を点検し、老朽化した道標を取り替えたり、コバノミツバツツジやオオキツネノカミソリの開花状況を市ホームページに掲載したりと、糸島を訪れた登山客が道に迷わず、安全で安心して山を楽しめるように環境を整備してきた。
長年の地道な活動が評価され、「自然ふれあい部門」で大臣表彰を受賞。5月26日、同クラブの役員7人が市役所を訪れ、月形祐二市長に受賞報告を行った=写真。

古川会長(82)は「安全安心な登山のためには当たり前のことと思って取り組んできたが、賞をいただいて、私たちの活動も役に立っているんだなと実感できた」と喜び、月形市長は「山の魅力づくりのためにこれからもご協力を」と今後の活躍に期待していた。
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)