糸島歯科医師会主催 イベント通し再認識
「歯と口の健康のつどい」(糸島歯科医師会主催、糸島保健福祉事務所、糸島市共催)が7日、糸島市の伊都文化会館で開催された。表彰式やイベントを通し、乳幼児から高齢者まで幅広い世代が歯と口の健康について学び、口腔(こうくう)ケアの大切さを再認識する有意義な一日となった。

「歯と口の健康週間」(4日~10日)に合わせたイベントで、今年で42回目。「8020表彰」では、80歳で自分の歯を28本以上保っている10人が表彰された。親知らずも含めた32本すべて自分の歯だという田中一保さん(80)は「今までほとんど歯医者に行ったことはないけど、硬い食べ物が好きで、体質的に歯が丈夫だったのかな」と笑顔を見せた。
3歳児や園児の表彰も行われ、ステージ上で恥ずかしそうにする子や誇らしげに賞状を受け取る子どもたちの姿に、保護者たちはスマートフォンを手にうれしそうに撮影していた。5歳と3歳の子が表彰された浦愛美さんは「日によって嫌がられることも」と苦笑しつつ、「歯と歯茎の間を意識して毎日仕上げ磨きをしています」と話した。
会場では、保健師や歯科衛生士による相談コーナーや、歯みがき指導、歯のクイズなどイベントコーナーが設けられ、家族連れでにぎわった。また、大学教授による口腔がん検診や歯科医師による歯並び相談なども行われ、気軽に口腔内の悩みを相談できる貴重な機会にもなった。


(地域特派員・柳詰紘子)
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)