教員赴任受け糸高柔道部OBら
糸島市出身で、2024年パラリンピック柔道男子73キロ級(弱視)金メダリストの瀬戸勇次郎さんが、糸島高に教員として赴任したことを受け、同高柔道部OBらが15日、同市波多江駅北の「玄海」で歓迎会を開いた。

元同高柔道部顧問の田中幾之進さん(83)が呼びかけ、16人が参加。会の冒頭には「柔道」を題にした祝吟が披露され、和やかな雰囲気の中、瀬戸さんの新たな門出を祝福した。
瀬戸さんが4歳から通った波多江柔道スポーツ少年団で指導にあたった廣川康稔さん(68)は「彼はとても小柄だったが、負けてもへこたれず、気持ちが強かった。とにかく努力の塊のような人」と振り返り、「教員としても生徒と真正面から向かい合って、迷いなく信念をもって取り組んでほしい」と期待を寄せた。
柔道部顧問を務める瀬戸さんは、9月に予定されている新人戦に向け、基礎から生徒たちと練習に励んでいると話し、自身の経験を生かしながら「強い糸島高校柔道部を再興していきたい」と力強く意気込みを語った。
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)