アーティスト 大川 博

可也山は「筑紫富士」「糸島富士」と呼ばれる独立峰で、その山容は神聖さを感じさせる。
古代日本では、人は死して祖霊となり、山に留まり、子孫が供養や祭祀を行うことで、祖霊は守護霊となり、家や田畑を守る存在になると信じられてきた。山には、農耕を支える水源もあり、人々の暮らしに恩恵をもたらす。 糸島の各地から眺めることができる可也山。見る方角によって、さまざまにそのカタチを変える。糸島の人々は、それぞれの地域から見える可也山の姿を誇りにしている。夏雲が湧き立つ可也山を描いてみた
(アーティスト・大川博)
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大阪で育ち、京都で学び、東京で働く。縁あって、糸島の風景を描く。アート(視覚)、オーディオ(聴覚)、アロマ(嗅覚)を融合化し、没入感をより深める作品を、毎年個展で発表。
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