小中生「夢語りコンテスト」
県内の小中学生がプレゼン能力を競う「夢語りコンテスト」(福岡女学院大主催)が、福岡市南区の同大で行われ、小学生の部で前原小5年の山本美央莉さんが最優秀賞(同大学賞)に選ばれた。ごみを減らすため、自分たちができることについて発表した山本さんは「自分の提案が評価され、とてもうれしい」と笑顔を見せた。

コンテストは6月15日に開催。プレゼンのテーマは「社会の課題解決につながる、自分の将来の夢や志について」。山本さんは、4年生の時に授業で取り組んだ「ごみはごみじゃないっ隊」の活動をもとに、ペットボトルキャップを集めて、子どもの命を救うワクチンに変える活動を広めたいと主張した。
自作のイラストや写真を使ったスライドを駆使し、子どもから大人までキャップを入れたくなるような「動物型のしゃべる回収箱」や「ガチャガチャや占いが楽しめる回収箱」など、「入れる楽しさ」を仕掛けにするアイデアを発表。また、集まったキャップの数が分かるようにすることで、どれだけの命が救えるか実感してもらう工夫も提案した。
大会でのプレゼンは「緊張より、楽しい気持ちのほうが大きかった」。一次審査を通過した小学生4人が出場する中、審査員から「『ごみはごみではない』という着眼点がすばらしい」と高く評価された。
山本さんは4年生での学習をきっかけに、家の近所で空き缶拾いなども行っているという。「これから糸島市で自分のアイデアを実現させて、日本中にも広めていきたい」と今後の意気込みを語った。
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)