【糸島市】厳かに岩戸開く

櫻井神社

 年に一度、糸島市志摩の櫻井神社(外山穰也宮司)の岩戸宮内にお参りできる岩戸開き神事が2日にあり、たくさんの人たちが参拝した=写真。

 岩戸宮は古墳時代終末期(6世紀末から7世紀)の古墳の石室で、幅が3メートルほどもある大きな石が積み上げられている。江戸時代の1610(慶長15)年旧暦6月、豪雨と雷鳴の中で石室の入り口が開いたと伝えられている。

 毎年7月2日の早朝4時から、岩戸宮で神事と拝殿で例大祭が行われている。

 岩戸宮内は薄暗く、訪れた人たちは祭壇に向かって熱心に手を合わせた。「中に入れるのは年に1回だけと聞いて来ました」という大野城市の夫婦は、「とても貴重な体験ができました」と温和な笑みを浮かべていた。

糸島新聞社ホームページに地域情報満載)

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