monさんのの歌と語り聞く
糸島市の雷山コミュニティセンターで4日、読み聞かせサークル「つばさ文庫」主催の七夕コンサートが開催された。雷山小の5、6年生が参加し、同市香力在住のシンガーソングライター・monさんの歌と語りに耳を傾けた。

monさんは小学1、2年生の頃、落ち着きがない行動や在日韓国人であることを理由にクラスで孤立していたが、3年生の時に自分の良さを見つけてくれる担任と出会ったことが転機になったと話した。「先生が『大好きや!』と私の頭をなでてくれ、初めて自分を認められた気がした」といい、初めて友だちができた時は「心に花が咲いたようだった」と当時の喜びを語った。「みんなも、自分にしかない『キラキラ』を我慢せず出してほしい」「好きなことは続けて、つらいときは大人に助けてって言っていい。でも、なによりも生きていてください」とメッセージを送った。児童たちは時に笑い、時に真剣な表情で耳を傾けていた。
話の合間には、オリジナル曲「短い愛の歌」「たからもの」など計7曲を披露。手拍子を打ったり、一緒に歌ったりと、会場は温かい雰囲気に包まれた。
つばさ文庫の田代京子代表は「生まれてきてくれてありがとう、何があっても生きていてねというメッセージを子どもたちはしっかり受け取ったと思う」と話していた。
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)