脊振山系の峰々

23日は、厳しい暑さの峠を越し、朝晩には秋の気配が感じられる頃とされる二十四節気の「処暑」。とはいえ、気象庁の見通しによると、9月中旬にかけての気温は、全国的に暖かい空気に覆われやすいため、高くなるとみられるという。
まだまだ続く厳しい猛暑。それを象徴するかのように、脊振山系の峰々の上に、もくもくと入道雲が湧き上がる。「夏雲奇峰多し」。中国の詩人、陶淵明の詩にあるように、強い日差しによる上昇気流は、奇峰を大空に立ち並べていく。雄大な夏雲の季節は、まだ終わりそうにない。
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)