【糸島市】飲酒運転通報 未然に防止

コンビニ店長に感謝状

糸島署は7月23日、飲酒運転を目撃し、110番通報をしたファミリーマート糸島神在店(糸島市神在西)の伊豆丸一人(かずと)店長(26)に感謝状を贈った=写真。

 同署によると6月1日、同店舗内のトイレで、40代の男性客が購入したばかりの500ミリリットルの缶ビール1本を飲んだ後、店から車を運転して立ち去ろうとするのを伊豆丸店長が見つけ、すぐに110番通報。同署のパトカーが約20分後に男の車を見つけて飲酒検知をしたところ、基準値を超えるアルコール分が検出された。

 同署で行われた贈呈式で、伊豆丸店長は「男性客は缶ビールを買ってから店を出ずに、トイレに直行した。トイレから出てきたときには、レジ袋も缶ビールも持っていなかったのでおかしいなと思って確認したところ、まだ冷たい空き缶が捨てられていた」と説明。同店の駐車場で男が乗り込んだ車のナンバーを記録し、110番通報の際に伝えた。

 伊豆丸店長は「もし飲酒運転による悲惨な事故が起きたらと思うと、未然に防ぐことに協力できたことが本当にうれしい。普段から、お客さまの様子に気を配るよう心掛けているので、今回も異変に気付けて良かった」と振り返り、「この経験をスタッフにも伝え、もし同じような場面があれば迷わず通報できるよう指導したい」と語った。

 梶原浩幸署長は「忙しい業務の中で異変に気付き、迅速に通報していただき大変ありがたい。引き続き、飲酒運転を目撃した際には、110番通報してほしい」と感謝を述べた。

糸島新聞社ホームページに地域情報満載)

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