お盆の再会懐かしむ / かふりみなとまつり
糸島市加布里の加布里漁港で14日、かふりみなとまつり(同実行委員会・加布里子ども会育成会・消防団加布里班主催)が行われた。夕日が落ちた漁港には海から涼風が吹き、黒々とそびえる可也山と加布里湾を背景に並んだ焼きそばやフランクフルトなどの屋台からは、香ばしい煙が立ち上った。どの店にも長蛇の列ができ、お盆で帰省した親族や友人らと、涼を楽しむ地域の人々で会場はにぎわった。

会場の一角には手持ち花火を楽しめるスペースも設けられ、小さな子どもを連れた家族が歓声をあげながら花火を楽しんだ。地元のカノオ醤油の醤油セットなど協賛品が当たるお楽しみ抽選会の後、締めくくりには約75発の打ち上げ花火が夜空を彩った。
加布里地域の盆踊りは、コロナ禍を経て再開のめどが立たないまま。そこで子ども会育成会や消防団などの有志が実行委員会を立ち上げ、新たな夏祭りを開催して今年で3回目となる。鍋嶋民和実行委員長は「年々来場者も増え、活気づいている。帰省した若者たちも巻き込んでこれからも地域を盛り上げていきたい」と思いを語った。
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)