大祖神社
台風被害から農作物を守り、五穀豊穣を祈願する「風止め相撲」が1日、糸島市志摩芥屋の大祖神社(小金丸正比古宮司)相撲場で行われ、八朔(旧暦の8月1日)を初めて迎える生後1年未満の赤ちゃんの、健やかな成長を願う「土俵入り」が行われた。
青年力士に抱かれた0歳児3人が化粧まわし姿で土俵入り。父母や祖父母、地域の人々が見守る中、元気な泣き声を響かせた。

芥屋在住の中村臣也さん・史帆さん夫妻は、生後4カ月の長男・喜一くんと参加。「これからもすくすくと元気に育ってほしい」と笑顔で話した。
神事の後には、赤ちゃんの生まれた家庭が用意した、お菓子やおもちゃをぎっしり吊るした笹竹が登場。地域の子どもたちが待ち構える中、中村さんが「大きくなったら一緒に遊んであげてね」と声をかけて笹を倒すと、子どもたちは狙いのおもちゃやお菓子を次々と手に取り大はしゃぎ。両手いっぱいに抱え、ほくほく笑顔だった。

(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)