櫻井神社や高祖神社
日本建築学会大会が九州大学で開催されたのに合わせ、糸島市内の文化財を巡る見学ツアーが9日に行われた。全国から参加した会員たちは、国の重要文化財である櫻井神社や髙祖神社をはじめ、国登録有形文化財の椛島家住宅、古材の森(旧西原家住宅)、国史跡の一貴山銚子塚古墳を訪ね、地域で大切に守られている歴史的建築や文化の価値に理解を深めた。

各地では関係者の案内を受け、木造建築の技法や保存の工夫について熱心に耳を傾ける姿が見られた。参加者はカメラで細部を撮影したり質問を投げかけたりしながら、文化財の魅力を学んでいた。
東京から訪れた大学教員は「自然と調和して歴史的な建物が残されているのがすばらしい。後世の人が長く残したいと思うような建築物を作っていく必要があると、学生たちにも伝えていきたい」と語った。
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)