【糸島市】消防団女性班が県大会初出場

優良賞 地域防災力の向上に期待

 第6回福岡県女性消防操法大会が7日、県消防学校(嘉麻市)で行われ、糸島市消防団の女性班が初出場した。4月から積み重ねて来た訓練の成果を発揮し、6人の団員は晴れやかな笑顔を見せた。

担当指導員とともに笑顔の女性班団員

 女性消防操法大会は、軽可搬ポンプでの吸水やホースの延長、標的(火点)への放水といった一連の動作を、安全・確実・迅速に行えるかを競う。市の女性班は2020年に結成。現在は20~50代の団員16人が広報活動を中心に活動している。

 今年4月、石郷弘太郎団長の後押しもあり操法大会への出場を決意。週1回から始まった訓練は徐々に増え、週3回の本格訓練に。団員一人ひとりに消防本部の専属指導員がつき「出場するからには優勝したい」との思いで訓練に打ち込んだ。

 本番では、20年以上の経験を持つチームにも引けを取らない操法を披露。惜しくも優勝には届かず優良賞だったが「訓練成果を出し切れた」と充実の表情を見せ、隔年開催の大会を見据え「2年後はリベンジしたい」と意気込んだ。

 団員たちの活躍を見守った山﨑正美班長(57)は「連日の訓練を支えてくれた多くの方々、市をあげて応援して下さった皆さんのおかげでここまで来られた。感謝の気持ちを忘れず、また挑戦したい」と瞳を潤ませた。担当する浦大嗣・市消防本部警防課係長も「女性班の挑戦は他の消防団員にも刺激となり、地域防災力の向上につながる」と高く評価した。

糸島新聞社ホームページに地域情報満載)

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