小学生と園児に披露し交流
糸島市の福吉中学校で9月26日、地域の伝統芸能「福井神楽」を通した交流会が行われた。福吉小学校の3年生と福吉保育園・幼稚園の園児が同校を訪れ、中学生が演じる神楽を鑑賞し、一緒に神楽体験を行った。

福吉中学校では、総合学習の選択授業で地域の伝統を継承する「福井神楽コース」を設置。1~3年生の縦割り授業で、福井神楽保存会のメンバーを指導者に迎え、舞や笛、太鼓を学んでいる。今回の交流は、小学生や園児に神楽のことを楽しみながら知ってもらおうと企画された。
この日中学生は「素戔嗚尊(すさのおのみこと)」と「金鬼(きんき)」の2演目を披露。その後は舞や太鼓などのグループに分かれ、子どもたちに神楽の衣装を着せたり、歩き方の練習や太鼓のリズムを体験してもらったりした。子どもたちは「舞は結構足の力を使う」「神楽を初めて見たけど、格好良かった」と話し、神楽の魅力に触れていた。
中学3年の加茂夏輝さんは「小学生たちが真剣に見てくれていてやりがいを感じた」と笑顔を見せた。福吉中では24日に総合文化発表会を予定。生徒たちはさらに練習を重ねて本番に臨む。
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)