西日本新聞セレクトモール
アーティスト、大川博さんによる本紙の風景画連載「糸島八景」で、「光の循環 可也山」をテーマにした作品販売が西日本新聞セレクトモールで行われている。インターネットで通販が楽しめるショッピングモールで、電話でも受け付けている。

電子ペンで描いたデジタルペインティング。今回は、糸島市新田の田園から望む可也山を描いた8枚の連作。
デジタルペインティングをリトグラフ風に仕上げて額装。
100枚限定でエディションナンバーをつけ、落款を押している。
《価格(税込)》
1枚(額装)送料込み …1万2千円
4枚セット(額装は1枚のみ)…3万5千円
8枚セット(同) …6万4千円
ご購入の申し込み
西日本新聞セレクトモール
電話 092(558)8127(平日午前10時~午後5時)
※電話によるお申し込みは28日以降
URL セレクトモールのウェブ
―光の循環 可也山―
1 『曙光の田鏡(しょこうのたかがみ)』

春の夜明け。淡紅の空を映す田鏡が広がり、可也山が光に包まれる。
水面に映る稜線は天地を結ぶ鏡となり、新しい季節のはじまりを告げる。
2 『梅雨の水田(つゆのすいでん)』

霧雨に煙る可也山。田を満たす水が空を映し、静かな波紋が広がる。
光と影が交わるその一瞬に、大地の呼吸と時の循環が感じられる。
3 『夏風の青稲(なつかぜのあおいね)』

風が青稲を渡り、波のようにうねる。陽光が水面をきらめかせ、
可也山の緑が空と溶け合う。大地と風と光が調和する瞬間。
4 『秋晴の実り(あきばれのみのり)』

黄金の穂が風にそよぎ、豊穣の季節が訪れる。
可也山の稜線は澄んだ空に浮かび、里は収穫の喜びに満ちる。
5 『薄明の休田(はくめいのきゅうでん)』

夕暮れの光が沈み、田は静寂に包まれる。
働きを終えた大地が休息し、可也山の影が柔らかく重なる。
6 『冬茜の芽吹き(ふゆあかねのめぶき)』

冬の陽が山を染め、土の下では新しい生命が芽吹く。
麦の若葉が淡い緑をのぞかせ、春の予感が風に漂う。
7 『星煌の青麦(せいこうのあおむぎ)』

冬の夜空に無数の星。可也山は青麦の畝越しに静かに浮かぶ。
星の煌めきと大地の光が共鳴し、永遠の時を映すようだ。
8 『月下の麦秋(げっかのばくしゅう)』

満月が照らす黄金の麦畑。
風に揺れる穂が光を返し、夜の大地に金色の波紋を描く。
可也山は月を戴く聖なる山として、すべての季節を見守っている。
