糸島市志摩の櫻井大神宮で18日、御鎮座400年を記念する大祭が厳かに執り行われた。
櫻井大神宮は1625年(寛永2年)、伊勢神宮の内宮・外宮の御分神をお祀(まつ)りして創建され、今年で御鎮座400年という佳節を迎える。これに先立ち昨年から、社殿の屋根の葺(ふ)き替えや参道の整備など大規模な改修が進められてきた。

当日は朝から雨模様だったが、祭典の始まる頃には空も明るみ、しっとりと木々が香る境内に氏子たちが集い、厳粛な雰囲気の中で神事が執り行われた。
外山貴寛禰宜(ねぎ)は「400年というのは、一つの区切りであり、新たなスタートでもあります。伊勢神宮を代表とする貴重な神社建築様式『神明造(しんめいづくり)』を有し、文化的にも価値ある大神宮を、これからも大切に次世代へ引き継いでいきたい」と語り、祭典を終えた安どの表情を浮かべた。
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