市内金融機関
ニセ電話詐欺の被害を防ごうと、糸島署は15日、年金支給日に合わせて糸島市内の金融機関4カ所で啓発キャンペーンを行い、高齢者などに啓発チラシなどを配布した=写真。

同署生活安全課によると、管内のニセ電話詐欺やSNS型投資・ロマンス詐欺などによる被害は今年8月末(概数)現在、計21件で、被害額は約1億万円に上る。うちニセ電話詐欺は昨年同期比4件、被害額は約4千万円増。
近年は、警察をかたって「あなたの口座が犯罪に使われている」「携帯電話が不正に契約された」などと脅す手口や、ニセの逮捕状や警察手帳を示してだますなど、被害が後を絶たない。
キャンペーンには、同署員や市防犯協会、警友会糸島支部など計約20人が参加。チラシの配布のほか、希望者にSNSで宣伝広告などが届かないようにする設定方法や、国際電話利用契約の利用休止措置の申し込み支援も行った。
同署の新井貴洋生活安全課長は「警察が電話で送金を指示することなどはないので、電話でお金の話が出たら詐欺ではないかと疑い、すぐに警察などに相談してほしい」と呼び掛けている。
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