【糸島市】新人の中村氏出馬へ

糸島市長選

 任期満了に伴う糸島市長選挙(来年1月25日告示、2月1日投開票)に、新人で筑紫女学園大名誉教授中村萬里(まさと)氏(71)が10月31日、同市前原東の選挙事務所で記者会見を開き、無所属で立候補する意向を表明した。同市長選には、現職の月形祐二氏(67)が4選を目指し出馬を表明している。

 中村氏は「美しい自然、豊かな食、そして何よりも温かい人々に恵まれた糸島は、大きな可能性を秘める。一方、高齢化や経済の停滞、インフラ整備の遅れ、そして将来への不安といった待ったなしの課題も山積している。誰もが挑戦できる、安心が保障される持続可能なまちを目指す」と出馬理由を説明。

 「未来への最大の投資は、人への投資」として学校給食の無償化や生成AIの活用、産婦人科の整備、コミュニティバスの充実などを図るとし、「市長の仕事は、市民の声に耳を傾け、その声を行政に反映させること。市民、議会、職員、地域と共創することで、困難な課題を乗り越えたい」と意気込みを語った。

 中村氏は糸島市三雲出身で、九州大学大学院修了。国語学(方言研究)とコミュニケーション研究が専門で、同大教授などを歴任。ラジオパーソナリティーを約10年間担当し、現在は久留米大大学院で非常勤講師をしている。

糸島新聞社ホームページに地域情報満載)

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