大濠ふれあい食堂
糸島市志摩の師吉で、海上輸送に使われたコンテナの再活用事業などを手がけるDo.SG(ドゥーエスジー、髙木章匡社長)は、今年6月から福岡市中央区の「大濠ふれあい食堂」に月2回、糸島産の新鮮な野菜を寄付している。
野菜は、同市芥屋で無農薬・無化学肥料による多品種栽培を行う庄ちゃん農園(庄野崎道男代表)で育てられたもの。同社が買い取り、スタッフの門田明徳さんが畑から食堂まで直送している。

「大濠ふれあい食堂」は、子どもたちが夕方の2時間ほど、宿題をしたり、ご飯を食べたりできる地域食堂として毎日開放されている。髙木さんはその取り組みに心を動かされ、6月から野菜の寄付を始めた。「安心でおいしい糸島の恵みが、少しでも子どもたちの笑顔につながればうれしい」と話す。
庄ちゃん農園では年間50種類以上の野菜を栽培。ピーマンやオクラ、ニンジンといった定番のほか、約30本のバナナの木もあり、立派な果実を実らせている。門田さんと庄野崎さんは「子どもたちが畑に来て、季節の作業を一緒に体験しながら交流を深められたら」と、次の展開に思いを馳せている。
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)
