【糸島市】最多1万5000人熱走

福岡マラソン

 福岡の街並みと糸島の自然豊かな地を駆け抜ける「福岡マラソン2025」(福岡市、糸島市など主催)が9日に開催され、過去最多となる約1万5千人が出場した。競技は42.195キロのフルマラソン、およそ5キロのファンラン、車いす競技の3部門。フルマラソンには1万3,212人が参加し、福岡市中心部から玄界灘沿いを走り抜け、糸島を目指した。

 スタート時の福岡市は雨、気温は18.1度。あいにくの天気だったが、ランナーたちは移りゆく景色を楽しみつつ、懸命に走った。応援者はランナーの位置情報を確認できる「応援Navi」を見つめたり、「走れ!」と書かれた手作りうちわを掲げたりして声援を送った。残り2㌔地点では、前原東中の生徒約100人が給水ボランティアとして「あともう少し!がんばってくださーい!」と声をからして励まし、ランナーを後押しした。

沿道からランナーに大きな声援が送られた

 糸島市志摩初のフィニッシュ地点では、ランナーたちが最後の力を振り絞って次々とゴールテープを切った。フルマラソンの完走率は96.3%。男子は中本健太郎さん(福岡県)が2時間23分21秒で優勝し、女子は重元佳奈美さん(同県)が2時間55分47秒で制した

2人でそろって完走した安部さん(写真右)と渡邊さん

 福岡市西区北原の安部友啓さん(49)は、九州大学時代のサークル仲間である渡邊敬之さん(48)とそろって完走。渡邊さんは現在東京に住んでいて、6年ぶりに福岡を訪れた。「海を見ながら走るのは本当に気持ちよく、応援も温かかった。2人で走れて心強かった」と旧交を温めていた。

糸島新聞社ホームページに地域情報満載)

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