生命のメッセージ展
犯罪被害者等支援広報啓発強化期間(12月1日まで)に合わせ、「生命(いのち)のメッセージ展」が10日から21日まで、糸島署1階ロビーで開かれた。飲酒運転事故の悲劇を風化させず、命の尊さを伝えるため、被害者の顔写真や遺族のメッセージが付された等身大パネル「生命のメッセンジャー」と遺品などが展示された=写真。

展示は、糸島署が企画。県警ホームページなどでは10月31日から、飲酒運転撲滅を訴える啓発動画(30秒)も公開されている。動画は同署が制作し、市内に飲酒運転撲滅モニュメントを設置したセトル(株)と、自転車ロードレースプロチーム「VC FUKUOKA」が協力。同チームの木村純気選手も出演し、社会全体での撲滅を訴えている。
11日には、被害者遺族である同市泊の農業、大庭茂彌さん(78)が来署。大庭さんは1999年、飲酒運転の車に衝突されて次女の三弥子さんを亡くしたことをきっかけに、長年にわたり飲酒運転撲滅運動に取り組んでいる。大庭さんは「命の重みを感じてもらい、お酒への正しい知識と運転者の自覚を持ってほしい」との思いを込めていた。
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)
