福吉産業まつり
秋の実りが集まる「福吉産業まつり」が16日、糸島市の福吉漁港で開かれた。地元の旬の味覚や多彩なグルメを求めて多くの来場者が訪れ、会場は終日活気に包まれた。
目玉企画の一つが、小学生以下を対象とした「魚のつかみ取り」。開始前から予定人数を大きく上回る列ができる人気ぶり。特設プールには、漁師たちが獲ってきた新鮮なアジが泳ぎ回り、子どもたちは真剣な様子で魚を追いかけ、「たくさん取れた」「難しい」と歓声を響かせていた。

会場には、地域の店舗を中心に、新鮮な野菜や新米、スイーツなどの飲食ブースが並んだ。アートフラワーや雑貨の出店も軒を連ねた。家族5人で訪れた糸島市の40代男性は「地元のおいしいものがたくさんで、迷うほど。旬の焼きガキも食べられて満足です」と笑顔だった。ステージでは福吉中学校の生徒による神楽演舞などが披露され、地元の子どもたちが会場を盛り上げた。
夜には、漁港沖から花火が打ち上げられ、夜空を鮮やかに彩った。大輪の光に照らされた会場からは、見物客の拍手と歓声が上がった。
(地域特派員・平田紀子)
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)
