糸島市立図書館開館20周年記念
糸島市立図書館の開館20周年を記念して、宇宙探査の最前線を紹介する講演会が2日、糸島市二丈の深江コミュニティセンターで開かれた。講師は、小惑星探査機「はやぶさ2」に携わる九州大学大学院理学研究院地球惑星科学部門の岡崎隆司准教授。会場には未就学児から80代まで、宇宙に関心を持つ約60人が集まり、探査機の開発秘話や持ち帰った試料の分析調査などについて熱心に耳を傾けた。九州大学は惑星探査に関する研究設備が国内でもトップクラス。講演では、2026年から本格化する火星探査計画や、「はやぶさ2」がそのミッションで再び活躍する見通しなども紹介され、会場からは感嘆の声が上がった。最後には小学生からも質問が寄せられ、岡崎さんは「火星探査機が地球に戻ってくる頃には、今日来てくれた子どもたちが研究に携わる年齢になっている。ぜひ同じ土俵で研究し、語り合える日を楽しみにしています」と笑顔で締めくくった。

(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)
