【糸島市】糸島市商工会と市 活性化へ意見交換

 糸島市商工会(大舘照光会長)と糸島市との懇談会が11月14日、市商工会館で開かれた。地域活性化を目指し、商工会側からの質問に市の担当者が回答する形で進められ、幅広い分野で活発に意見が交わされた。

課を横断しての市の回答に耳を傾ける商工会員ら

 冒頭では、大舘会長のあいさつを清澤一孝副会長が代読。会員数が順調に増加している一方で、近年の物価上昇や人件費・諸経費の高騰により、これ以上会員への負担を求めることが難しい現状を述べ、補助金増額の検討を求めるとともに、行政と一緒に地域の活性化に取り組む決意を語った。

 市商工会からは、人手不足に対する九州大学学生の活用▽水素エネルギーの活用▽ふるさと納税の活用状況▽データセンター「糸島デジタルインフラパーク」工事-など、7項目について質問が出された。

 データセンター進出に伴う地域の需要創出について、市は「事業主体は民間企業だが、商工会と連携して市内事業者の活用をPRしていきたい」と回答した。

 このほか商工会は、福祉支援事業の拡充など4項目の要望も提出。福岡市タクシー協会に加盟していない市内の介護・福祉タクシー事業者が「糸島市福祉タクシー料金助成事業」の対象外となっている点については、利便性向上に向け早急に見直しを検討するとし、商工会に対して事業者へのヒアリングなどの協力を求めた。

糸島新聞社ホームページに地域情報満載)

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

1917(大正6)年の創刊以来、郷土の皆様とともに歩み続ける地域に密着したニュースを発信しています。

目次