ANA 糸島特別支援学校で教室
障がいのある子どもたちが安心して飛行機に乗れるようにと11月13日、糸島特別支援学校で「ANAそらぱす教室」が開かれた。12月に東京への修学旅行を控えた高等部2年生16人が参加し、搭乗手続きなどを体験した。

この教室は、修学旅行で飛行機を利用する特別支援学校を対象に、全日空(ANA)グループが無料で実施しているもの。特別支援学校の生徒は、修学旅行で飛行機に乗るのが初めてというケースが多く、不安を和らげるために、搭乗から機体を降りるまでの一連の流れを体験できる場を提供している。
保安検査の疑似体験では、生徒がポケットにスマートフォンを入れた状態でゲートをくぐると「ピーピー」と音が鳴り、検査官役のスタッフから金属探知検査を受けた。シートベルト体験では、客室乗務員から説明を受けながら、ベルトの調整をした。
初めは緊張した面持ちだった生徒たちも、次第に手順を理解し、笑顔で体験を楽しむ姿が見られた。中尾耀麻(ようま)さん(16)は「飛行機に乗るのは初めてで不安もあったけど、いい体験ができた。旅行も楽しめそう」と話していた。
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)
