【糸島市】戦争体験者 現実を語る

市交流センター「12.8平和の集い」

 戦争と平和について共に考えようと、平和都市推進糸島市民会議(田中道和代表)は8日、糸島市交流センター会議室で「12.8平和の集い~戦後80年平和をつなぐ」と題した講演会を開く。戦中から戦後の厳しい時代を生き抜いた元高校教師の田中博文さんが、自らの体験を語る。

 田中さんは1936年に同市福吉で生まれた。ソ連との国境沿いに出征した父は、終戦を知らないまま8月末に亡くなり、その訃報が家族に届いたのは、戦後しばらく経ってからだったという。戦争が日常生活にもたらした影響を踏まえながら、平和の尊さを問いかける。

 田中代表は「戦後80年の節目で、多くのメディアで戦争体験や悲惨な記録が取り上げられ、改めて戦争の意味を考える1年だった。平和の糧となる有意義な会にしたい」と来場を呼びかけている。

 講演は午後1時30分開始。問い合わせは同会=080(6416)9640。

糸島新聞社ホームページに地域情報満載)

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