蔵屋が販売
糸島の恵みを詰め込んだ一本が、今年もお目見えした。糸島市浦志の酒屋「蔵屋」が、糸島産山田錦を使ったオリジナル日本酒「蔵屋SPECIAL」の販売を開始した。

取締役の清澤大道さん(46)は、同市本の「白糸酒造」で仕込みに参加。洗米から麹(こうじ)づくり、もろみを入れた酒袋の搾りなどすべての工程に携わり、同酒造の伝統手法「ハネ木搾り」でゆっくりとやさしく搾り上げた。
今年の「蔵屋SPECIAL」は、ドライですっきりとした飲み口が特徴。ひと口含むと、搾りたてならではのフレッシュな香りとともに、山田錦の豊かなうまみが口いっぱいに広がる。「糸島の『うまい』を詰め込んだ一本を、多くの人に楽しんでほしい」と清澤さんは笑顔を見せる。
店に併設する角打ち処では、社長で大道さんの父・満之さん(72)が毎年仕込む米味噌(みそ)を使った「味噌ちゃんこ鍋」を提供。「鍋も酒もオール糸島。寒い時期にぜひ味わってほしい」。優しい味の味噌が体を温め、日本酒との相性も抜群だ。
価格は1,980円(税込)。今だけ味わえる生うすにごり酒は1,000本の数量限定で、20日頃からは火入れ酒500本も登場。取り扱いは蔵屋のみ。
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)
