特別警戒パト隊が出発
年末に向けて人や車の動きが活発になる中、犯罪や交通事故の増加に歯止めをかけようと、年末特別警戒パトロール隊の出発式が11月28日、糸島市志摩の市交流プラザ志摩館前の駐車場で行われた。

出発式には、糸島署や安全安心いとしま協働ネットワーク協議会の会員など約230人が参加し、市イメージキャラクター「いとゴン」が一日警察署長を務めた。
式では、産宮神社の岡本靖文宮司による「安全安心祈願祭」が執り行われた。梶原浩幸署長はあいさつで、糸島署管内の情勢について「刑法犯の認知件数が10月末時点で400件と、昨年同期比で177件減少した。一定の歯止めがかかっているのは、地域でのパトロールや見守り活動のたまもの」とした上で、「交通事故や飲酒運転は前年より増加しており、電話詐欺の被害額は1億5千万円に達し深刻な状況。一丸となって対策に取り組んでいきたい」と述べた。
安全安心いとしま協働ネットワーク協議会の吉岡愛一郎会長は「皆さんの日ごろの活動は、犯罪を抑え込む力を十分に持っている。安全で安心な糸島づくりのために、市民を守る団体の一員としてがんばっていただきたい」と協力を求めた。
志摩中吹奏楽部の迫力ある演奏が響きわたる中、白バイを先頭にパトカーや各団体の青パトが回転灯を回しながら続々と出発した。
同署は、26日まで関係機関と協力してパトロールや見守りを強化し、昨年窃盗被害が多かった神社には防犯チラシを配って警戒を促すことにしている。
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)
