11日から年末交通安全県民運動
年末の交通安全県民運動が11日から31日まで、「飲酒運転の撲滅」などを運動の重点として実施される。
糸島署管内の10月30日までの交通事故発生状況は、人身事故が218件で前年同期比33件増。負傷者数は294人で同比41人増えた。死者数は2件2人で同比1件1人増。物損事故も2258件(概数)と、同比118件増加した。
高齢者が関わる事故が93件と、同比28件増え、事故全体の4割以上(42.7%)を占めている。同署の新飼智晴交通課長は高齢者に、「運転時は瞬時の判断が遅れがちになることを認識し、速度を控えめに。歩行者は必ず横断歩道を渡ってほしい」と注意を促した。
出合い頭を原因とする事故が67件と、同比20件も増えていることについては、「追突事故は前方不注意で大きな道路で多いが、出合い頭は見通しのきかない細い道で発生しやすい。『(車が)来ないだろう』と思い込むのではなく、止まるべきところでは、しっかりと一時停止するよう心掛けて」と強調。
飲酒運転の検挙件数は47件で、同比27件も増え、うち自転車の検挙数は18件となっている。
新飼課長は「12月は忘年会などで飲酒の機会が増える。飲酒するときの体調と翌日の運転予定を考えて適正飲酒を心がけ、二日酔い運転をしないよう運転前のアルコールチェックを」と呼びかけた。
また、10月の早朝に交通死亡事故が発生したことを受け、「歩行者は反射材や明るく目立つ色の衣服を着用し、運転者は早めのライト点灯とハイビームを活用して、道路を横断する歩行者をいち早く発見するよう心がけてほしい」と語った。
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)
