西宮神社
初冬のやわらかな日差しが注いだ今月初旬、糸島市岩本の西宮神社で鳥居をくぐると、イチョウの葉で縁取られた大きなハートが参拝者を出迎えた。

創建から400年以上を数える同神社の境内には、イチョウとけやきが並び立つ。まっ黄色に色付いたイチョウの葉は、今年は北風にどこかに吹き飛ばされることなく、木の根元に降り積もったとのこと。その落ち葉を使って直径3.5メートルにおよぶハート形を作ったのは、神社近くに住む小学生たちだった。
「毎朝の散歩に出たらびっくりしました。誰が作ったんやろねぇと思っていたら、行政区からのラインに『地域の子どもたちが作りました』と添えられた写真が届いて」と笑顔で話すのは、神社の隣に住む田中美津子さん。その画像を見て「思わず見に行った」という近所の牛原政明さんも「ミステリーサークルかと思うような大きさで、子どもたちの創作にほっこりした気分になりました」と目を細めた。
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)
