【糸島市】余った毛糸を活用 編み物で公園彩る

丸田池公園

 余った毛糸を活用し、編み物で冬の公園を彩ろうと、糸島市二丈深江の「チャリティーバザーの会」が、丸田池公園の植栽にヤーンボミング(編み物による装飾)を施した。公園内の樹木約10本が色とりどりの編み物で包まれ、訪れた人の目を楽しませている。

公園の木をカラフルな編み物で飾り付け

 ヤーンボミングは、カラフルな編み物で木など飾り付けるストリートアート。アメリカやイギリスで広まり、近年は日本各地でも実施されている。同会のこぼりかおるさん(71)が「木や人に優しく、電気も使わない」と発案し、2023年から同会のメンバーで飾り付けをしている。

 ヤーンボミングに向け、メンバーは自宅やこぼりさんの家で作品づくりに取り組み、花や動物などいろいろなモチーフを作成。市に使用許可を申請し、15日に樹木の幹へ巻き付けて装飾した。

 公園で飾りつけを見た人からは「木が腹巻を巻いている!」「カラフルで温もりを感じる」といった声も。 メンバーたちは「夜はイルミネーションで照らされるけど、昼は毛糸に包まれた木を見て温かな気持ちになってもらえたら」と話している。飾り付けは来年3月3日まで。

 

チャリティーバザーの会が「国境なき医師団」に寄付

 チャリティーバザーの会は、家に眠っている毛糸や余り糸を使った手作り作品を販売し、収益金を災害支援などに全額寄付するチャリティー活動を10年前から続けている。11月に行われた深江校区文化祭の収益金12万6,710円は、国境なき医師団に寄付された。

糸島新聞社ホームページに地域情報満載)

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