11月15日、糸島市の前原名店街を中心に「着物てくてく 和文化体験 in 前原」を開催しました。糸島市内外から多くの方にお越しいただき、古くは唐津街道・前原宿として栄えたこのまちで、着物をまといながら和文化を楽しむ一日となりました。

当日は、糸島高校茶華道部によるお点前体験、寄り合い所での草木染め体験、九州大学落語研究会の寄席、着付けショー、着物リメイク体験など、多彩な催しを実施しました。「シャレキモノつぐみ」による着付け体験では、初めて着物に触れる参加者も多く、幅広い年代の方が和文化に親しむ姿が見られました。
「熱風寮 前原西」や「古材の森」をはじめとするフォトスポットも好評で、街並みと着物姿の調和を楽しむ光景が広がりました。高校生や大学生など若い世代の参加も多く、最後の集合写真には約50名が集まるなど、大変にぎわいのあるイベントとなりました。
開催にあたっては、長年にわたり前原のまちを支えてきたオサダ靴店をはじめとした前原名店街の皆さまに多くのご協力と温かい助言をいただきました。
今回の企画を主催した「いとの和」は、着物や日本の伝統文化を通して前原名店街の魅力を広く紹介し、商店街を活性化させることを目的に活動しています。古い建物や石畳、懐かしいお店たちが、今の時代だからこそ新しく見える瞬間があります。今後も、着物を起点として日本の伝統文化を受け継ぐと共に、まちの歴史を次世代へ伝えていきたいと考えています。
(いとの和・吉田有輝子、糸島つぐみ、北園沙織)
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)
