【糸島市】笑顔で餅つき 歳末にぎわい

前原商店街・名店街

 年末の糸島を盛り上げようと、糸島市の前原商店街・名店街エリアを会場に21日、「糸島にぎわい餅つき大会」(同実行委員会主催)が開催された。会場の一部は歩行者天国となり、来場者が参加できる餅つき体験や、つきたて餅の振る舞い、商店街を巡るスタンプラリー、餅まきなど、多彩なイベントが行われた。

餅をついて、きなこや雑煮でつきたてを味わった

 親子連れや地域住民が笑顔で餅を頬張る姿があちこちで見られ、商店街は、約20年前まで行われていた歳末の大安売りをほうふつとさせる活気に包まれた。

 当日用意されたもち米は計70キロ。市内の総合建設業へいせい(西原幹登代表取締役)が中心となって企画し、趣旨に賛同した地元企業が協賛。さらに商店街店舗の協力を得て実現した。

こっちこっち~と大にぎわいの餅まき会場

 もち米を蒸す湯気の立つせいろや、きねと臼を前に、同市前原東の井上奈美さんと、息子の太希くん(10)咲空くん(4)は餅つきに初挑戦。「つきたての餅が温かくておいしかった」と笑顔を見せた。

 特別企画では、福岡ソフトバンクホークスの元選手によるトークショーが行われ、糸島にゆかりのある攝津正さんと、吉村裕基さんが登壇。普段なかなか聞くことのできない選手時代の本音トークに、会場は盛り上がった。ステージ上で素振りのフォームを見てもらった前原野球スポーツ少年団の平野惺之祐さん(10)は「変化球を打つには体を大きく使うことが大切だと教えてもらった」と話し、窪雅哉さん(12)は「投げるときの体重移動のコツを教えてもらえた」と興奮気味に語った。

 当日は多くの社員や関係者もイベントスタッフとして参加。西原代表は「地域の人や商店街の皆さんに楽しんでもらえて何よりうれしい。一過性のイベントに終わらせず、みんなで力を合わせて『住みたいと思えるまち』をつくっていきたい」と、初開催に込めた思いを語った。

糸島新聞社ホームページに地域情報満載)

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