式会社ピュール㊦ 社長 井上一郎さん(51)
このコーナーは、九州大学のインターン生が糸島エリアで事業活動している企業や団体を取り上げ、魅力を紹介しています。共創学部3年の加藤千穂が前回に引き続き、徹底的に自然由来にこだわり美しさを追求している株式会社ピュール社長の井上一郎さん(51)に、化粧品づくりにおいて環境や体に配慮する姿勢についてうかがいました。

-wicot(ウィコット)というスカルプ&ヘアケアブランドはオーガニックコスメの国際品質基準COSMOS(コスモス)認証を取得されていますね。
「内容成分の98~100%が自然由来の成分でなくてはならないなど非常に厳しい条件を持つ認証です。材料だけではなく、機械を洗う洗剤や容器まで制限されます。ヨーロッパではこの基準をクリアしなければ『オーガニック』商品として販売できないのですが、実は日本では定義が明確ではないんです。コストや手間がかかるため日本では、この認証の商品を製造できる工場は少ない中で、当社では、きちんと基準をクリアした商品をつくれることを証明したいと思っています」
-開発理念である「Effective Clean Beauty(エフェクティブ クリーン ビューティー)」とは具体的にどういうことなのですか。
「自然由来の商品は環境や体には優しいものの、保湿力が低いなど効果があまり感じられず物足りないと思う方も多いです。当社では、環境に配慮するだけではない、科学的エビデンスを持ち、きちんと効果を実感できる商品づくりにこだわっています。また、いくら自然由来であってもアレルギーを発症される方はいます。100%アレルギー反応を起こさない商品をつくることはできないものの、できる限り可能性を低くできるように、ナチュラル、オーガニックな原料の中でもこだわり続けています」
-井上社長が考える「美しさ」とはどのようなものでしょうか。
「人が感じる美しさはそれぞれ異なります。年を重ねることによる知性的な美しさだったり、外見の美しさだったり、さまざまです。しかし共通して言えるのは、人は自分が求める美しさに満足すると優しくなれるということです。その中で、化粧品は誰もが使うものとして安心安全なものをつくりたい。引き続きお客様のお悩みに真摯(しんし)に向き合い続け、できるだけ多くの皆様の美しさをかなえられるよう挑戦していきたいと思います」

取材を終えて
お客様の声に寄り添うことで、常に基準を高め続け妥協をしないものづくりへの姿勢を見ることができました。
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)

