続く少雨 ダムの貯水量低下
昨秋から続く少雨の影響で、糸島市に水道水を供給する主要な水源である福岡地区水道企業団の筑後川水系ダムと、瑞梅寺ダム(同市瑞梅寺)の貯水量が低下している。福岡都市圏の水道水の3分の1を支える筑後川からの取水制限も始まっており、市は1月20日、渇水対策本部を設置。2日には水道水の圧力を弱めて給水する「減圧給水」が始まった。今後もダムの貯水量が減り続けた場合、「夜間断水」や「時間断水」などの措置を取る可能性もあり、市はホームページなどで節水を呼びかけている。

糸島市の水道水の内訳は、7割を同企業団が占め、残りの2割が瑞梅寺ダム、1割が井戸などの自主水源となっている。少雨傾向は昨年9月から続いており、市水道課によると、特に11月は筑後川流域で平年の16.7%しか雨が降らなかった。
小石原(江川・寺内)、合所、大山、筑後大堰の筑後川水系計5つのダムの貯水率は4日現在、17.6%。瑞梅寺ダムは65.44%で、昨年同日比で23ポイント下回っている(4日現在)。同企業団は1月16日に15%としていた筑後川からの取水制限を、同29日には30%に引き上げた。
このまま少雨が続けば、今月中旬にも筑後川からの取水制限がさらに拡大する恐れもあり、市は水道水を一時的に停止する時間断水に踏み切る可能性もある。3日に開かれた渇水対策本部会議では、本部長の月形祐二市長が、市内20カ所の井戸など自己水源の増量を図り、市民に周知を徹底するよう指示した。
■家庭でできる対策を

減圧給水は、水道管内の圧力を下げることで、蛇口から出る水の量を抑え、全体的な水の使用量を抑制する効果がある。市水道課は、減圧に伴い使い始めの水が濁る可能性があるとして、「水の色が白く濁る場合は、空気が混ざったことが原因で、しばらく置けば濁りが取れるため使用に問題はない。赤茶色の場合は、配管内のサビなどが混じった可能性があり飲用や洗濯には適さないため、水が透明になるまで流してから使う必要がある」と注意を呼びかける。
また市水道課は、風呂の残り湯を洗濯などに再利用(1回で50~100リットル)▽食器洗いを「ため洗い」に変える(約80リットル)▽洗車をホースからバケツにする(約60リットル)-など、市水道課は「市もできる限りの対策を講じているが、最も大きな力になるのは、やはり市民の皆さま一人ひとりの節水」と協力を呼びかけている。
(糸島新聞社ホームページに地域情報満載)
