二丈松末の田園

今年もまた、そのかぐわしい香りでスイセンが花開いたのを知りました。見れば道端に、純白の小花たちがちらちらと揺れています。
スイセンにはっとさせられる理由に、冬でも大地が眠ってはいないことへの驚きや来たる春の予感などがあるような気がします。
ところでわが家の庭の話ですが、昨今の糸島あるあるの通り、イノシシによくやられます。が、スイセンだけが無事なのは、隠しもつ毒のおかげなのでしょうか。そう思えば、どこか強い意思を感じる花です。
こちらの思いや推測を知ってか知らず凛(りん)と立ち、透きとおる芳香を放ちつづけます。
(水彩画家・松本弘紀)
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