市消防本部
糸島市消防本部(進藤俊典消防長)は、建物火災の初期消火に協力し延焼拡大を防いだとして、同市前原駅南の樗木こしえさん(72)と小嶋晃一さん(62)、山下直樹さん(76)、政子さん(78)夫婦に感謝状を贈った。樗木さんと小嶋さんは3月17日に、山下さん夫妻は同27日にそれぞれ表彰された。

同本部によると、火災は昨年10月27日午前6時過ぎ、前原駅南にある2階建て共同住宅1階の一室で発生。2階に住む樗木さんが焦げ臭いにおいと住宅用火災報知機の音、「ボン」という音に気付き、玄関を開けると1階の部屋から煙が上がっていた。外に飛び出し「火事です!」と声を上げ、たまたま通りかかった山下政子さんに協力を求めた。政子さんは自宅に戻って夫の直樹さんに伝え、直樹さんが現場へ向かいながら119番通報した。
同じく2階に住む小嶋さんも異変に気付き、消火器を持って階下へ。室内では天井近くまで火が燃え上がり、窓からも火と煙が出ていた。小嶋さんと直樹さんは室内に入り、台所付近の火元に消火器を噴射。薬剤がなくなると、水バケツでも消火に当たった。消防隊が到着した時に火はほぼおさまっており、住民にけがはなかった。小嶋さんは「初めての経験で、とにかく必死だった」と振り返った。
樗木さんと小嶋さんは「火を使う際はその場を離れず、ガスの元栓を閉めるなど、火事を防ぐことの大切さを痛感した」と話した。
進藤消防長は「危険な状況で延焼拡大を防ぎ、被害を最小限に抑えていただいた。勇気ある迅速な行動に感謝したい」と功績をたたえた。
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