加布里の入江と可也山
海はよく描きます。ただ、私の住む糸島市二丈の浜窪地区だけで感動の機会が十分に多く、スケッチ場所として、糸島半島地域の海岸線までまだたどり着けていません。
ただ、この可也山と入江の組み合わせはいつ見ても美しいです。海の景色のすごさと言えば、いつまでも変わらないその大きさや広さ。でありながら、見るたびに姿が違うことでしょう。
この日の朝、入江の海岸線を自転車で走っていると、まだ深い青の世界にほとんど真横から朝陽がさしこんで、一気に可也山に色をつけてくれました。
(画家・松本弘紀)