27日から「ど祭り」
「どえらい」や「ど根性」などに使われる「ど」を冠した「ど祭り」が27、28の両日、糸島市二丈の二丈交流体験広場で開催される=写真はチラシ。
本祭前日の27日は、盆踊り用のやぐらを組んだり、出店ブースを竹で組み立てたりと、祭りを一から作り上げるワークショップを開催する。28日の本祭では、三つのユニークなパフォーマンスが祭りを盛り上げる。国内外で活躍する「江戸一番隊(切腹ピストルズ)」は、江戸時代からタイムスリップしたかのような和楽器奏者集団。鹿児島を拠点とする「南部式」は、地域に伝わる楽器と講談などの要素を交えた芸を披露する。自作のからくり人形・からくり楽器を使い、奇妙奇天烈な物語を演じる「ピエロック一座」は、心温まる舞台を演出する。その他、地元に伝わる盆踊りや40を超える飲食ブース、駄菓子屋や射的などが並ぶ「子ども広場」も用意する。
江戸一番隊は、28日に開かれる同市二丈深江の鎮懐石八幡宮の例祭「放生会(ほうじょうえ)」で、深江放生会囃子(ばやし)保存会とともに奉納演奏も行う。
地元有志でつくる実行委員のメンバーらは、「深江校区運動会のように、三世代が集まり、地域のつながりを深めるきっかけにしたい」との思いで、区長や地域住民と丹念に打合せを重ね、回覧板で校区全体への周知を図った。「みなでつくるお祭りを一緒に楽しみましょう」と来場を呼びかける。