一貴山銚子塚古墳の丘陵
自転車で走る先々でこんもりした林や丘を見かけるたびに「あ、ここも古墳だったのかな」と思っていると、的中、ということが度々あります。
それほど糸島には古墳の跡が数多くあります。この地が紀元前から、また伊都国として栄えていたことを表します。ここもかつては巨大な古墳で大きな銅鏡などが出土した場所。何気なく通りすぎつつ、かつての豪族や村人のにぎわいや息づかいを想像します。
冬が来ます。傾いた秋の陽に、冬らしい青い色が入り込んできます。
(画家・松本弘紀)
◆「光る糸島」個展開催
糸島市前原東の伊都郷土美術館で19日から24日まで、「光る糸島」松本弘紀水彩画展を開催する。自転車に乗って出合った風景画70点を展示する。
「移住して19年、見慣れた風景が光り輝く瞬間にはっとして自転車をとめる日々。それは糸島の自然と人々の暮らしが共につくり上げた美しさです」と松本さん。「身近な環境の中の感動を見つけていただけたら」と来場を呼びかける。
=糸島新聞HPの「ギャラリー」コーナーに糸島の風景を描いた絵画や、風景写真を掲載